母の日のブログ 関ジャニ∞と母と私

まず沼落ちした時のことから話させて欲しい。

 

 

 

 

 

気づいた時にはお母さんが沼落ちしていた

 

 

 

 

もともと母はジャニーズが好きで、シブがき隊のライブにも行っていた。(ちなみにライブ中盲腸で倒れて運ばれたことがあるらしい)

 

 

結婚出産を期に忙しくなりジャニーズをチェック出来なくなっていた母だが、壮絶な嵐のブームに見事に飲み込まれた。

 

嵐に最初にはまった母はジャニーズの動画もチェックするようになった。(※私ではなく母の話です)

 

 

関ジャニ∞面白いわ。あんたはこんなかやったら誰が好き?」

と母に聞かれて

「まるちゃん」

と答えたのを今でも覚えてる。私サイコーのセンスしてるな。沼はすぐそこだ。

 

ある時を境に車の中で流れている音楽が関ジャニに変わった。

BGMの決定権は全て母にあるので、母がなんとなく関ジャニ∞に本格的に落ちたんだなぁと気づいた。

 

 

ライブのDVDを見たりCDを聞いたり、バライティの録画をするために、我が家にはまだなかったBluRayが導入された。(容量確保のため私たちが録画できる番組は1人あたり30分までだった)(鬼のようなオタク)

 

自然と私は関ジャニ∞の番組を見たり音楽を聞いたりするようになった。

 

はじめ、母は大倉くんの顔が好きだった。(叩かないで)けれど関ジャニ∞が血と汗と涙で泥臭く夢を見続けるグループだと知った瞬間、もう戻れなくなっていた。(オタクが踏むステップを順調に踏む母)(※私ではなく母の話です)(2回目)

後に母は渋谷すばるという存在に落ち、人生を変えることになる。

 

 

ある日、母の車に乗った時何故か駐車場で無言で曲を聞かされた。

 

丸山隆平さんのソロkickだった。

 

曲が終わったあと母は静かに呟いた。

「丸はな、歌がな、上手いんよ」

 

私は本能で気づいた。「コイツ、本格的に私を沼に落とそうとしている…」

 

母は私が明るくて元気で歌が上手い人が好きだということを知っている。計画的犯行だった。

 

忘れもしない2010年の冬。私が体調不良で学校を早退した昼下がりの出来事。(学校の駐車場で何やっとんねん)

 

 

何やかんやあって(省略すな)母が初めて現場に行けたのは8ESTの時くらいだった(記憶が曖昧)

そこで渋谷すばるの歌を聞き、彼の生き様を目の当たりにして、渋谷すばるとは、関ジャニ∞とは、生きるとは、人生とは と考えるようになる(重)

 

母が初参戦出来たのは8ESTだが私の初参戦は関ジャニズムだ。

何故こんなに参戦が遅れたのかと言うと、あまりにも出来の悪い妹の試験勉強をいつも見ていたからである。

 

夏の10祭も冬のツアーも妹の試験と丸かぶりしたため私は断念した。私の試験ではなく、妹の試験と丸かぶりしたのである。まだ根に持っている。

(余談だが10祭の年、妹は私がトイレに行ったすきを見計らってベランダから逃亡。フツーに夏祭りを楽しんだ。自由すぎる。猿かよ。)

 

 

関ジャニズムで勢いをつけたオタク親子は次のツアーも夏のリサイタルも2人で行った。

喧嘩することもよくあった私たちだったが、ツアーが近づいてくる度にそんなことどうでも良くなり2人で曲や振りを確認しうちわを作った。

 

母の余ったチケットでエイタメに参戦した私の友人が2人沼落ちし、京セラドーム遠征しようという話が出た。優しい友達はチケットを譲ってくれたのはお母さんだから、お母さんも一緒に行こう。と言ってくれた。

 

「いいなぁ私も行きたい。けれどお父さんがおるし…」

母は今まで父のことを優先してきた。

 

うちの父は昔気質な人で母が家のことを後回しにして遊びに行くことをよく思わない人だった。

だからそれまで参戦出来ていたのは全て近場のナゴヤドームだった。家を空ける時間が少しでも短くなるように。

 

「私たち3人でいっちゃうよ?いいの?京セラだよ?いつ行けるかわからんよ?」

そうやって発破をかけてお母さんを連れ出した。

 

 

楽しかった。もう滅茶苦茶に。親と子とその友達2人。というちょっと変わった組み合わせだったけど、2人が優しかったのもあってすごく楽しめた。

お母さんはライブの終わりメンバーを見て「ありがとう」って泣いていた。

 

 

「いつか京セラで歌うすばるくんがみたい」

お母さんの願いが叶ってよかった。

 

 

 

すばるくんの脱退が分かった時、私は全然受け入れられなくて3日くらい泣いた。

 

 

お母さんは泣かなかった。けれど番組も歌も動画も全部見ないし聞かなくなった。

ツアーにも行かなくなった。

 

「私はすばるくんが好きで、すばるくんが関ジャニ∞を繋いでいると思っていた。関ジャニ∞の中で輝いて、周りを連れていくすばるくんが好きやった。関ジャニ∞にすばるくんがいなくなったら私はどうなるんやろう。」

 

 

 

お母さんの気持ちが分かる。私はお母さんじゃないから、お母さんが何を感じて、どういう気持ちで、6人の関ジャニ∞を見ているか、渋谷すばるを見ているか全部を分かることは出来ないけど、すばるくんを応援しようと思う気持ちも、けど7人が大好きな気持ちも、音楽も聞けなくなってしまったし、ツアーも今は行かなくなってしまったけど、それでも関ジャニ∞のFCを更新して、6人の番組を録画する気持ちが分かる。

 

 

 

楽しかったね。一緒にツアーに行った。京セラの帰りの電車が止まって、そのまま電車で泊まったのもなつかしい。

ツアーの時期じゃない時だってバライティを何日も前から楽しみにして、CDが出たら2人で聞いた。

熱くなって時間忘れて関ジャニ∞について語ることもしょっちゅうあった。

 

 

 

また行けるかなぁ一緒に。

行きたいね。

 

私に関ジャニ∞を教えてくれてありがとう。

 

私とお母さんの話をすると関ジャニ∞は切っても切り離せないからこんなブログになってしまった。

いつもありがとう。大好き。 娘より。